ともこ鍼灸治療院(横浜大倉山) HOMEメニュー・料金 >ともこブログ

ともこ鍼灸治療院ブログ

2025年4月~

当院の鍼灸について、日々のこと、患者さまの声などを綴っています。

猪突猛進ともこ

2025/04/07

鍼灸院、再オープンに向けてネットで物件探し
駅徒歩30秒の素敵な場所がすぐ見つかりました

今までずーっと体に対する生きた知識を身につけ、いわゆる“ゴッドハンド”を築き上げてきた私ですが、最近は自分の方向性をじっくり見つめ直す時間がありました。

以前、広尾で「広尾整体院」をしていた頃は、毎日忙しく働いていたのに……。どうしてしまったんでしょうね。そんな中、突然「また開業しなきゃ!」というひらめきが、ふと降ってきたのです。

潜在意識には、自律神経のようにバランスを取る力があると言われています。何かに偏っても、自然と元に戻ろうとする「恒常性(ホメオスタシス)」のような作用です。

私自身も、まるでそのバランス作用に導かれるようにして、再び鍼灸院を始める道へと進むことになりました。きっと、潜在意識が「今だよ」と教えてくれたのでしょう。


潜在意識のイメージ図

広尾時代は、整体と鍼灸を組み合わせた施術で、幅広いお客様に来ていただいていました。これからは「治療」に重きを置き、より多くの方の不調やお悩みに応えていきたいと考えています。

鍼灸と筋膜リリース、そして筋肉のコリを取り除く施術。それは、身体だけでなく、心にたまった緊張をほどいていく「心の回復」につながる治療です。今の時代にこそ、必要とされることだと思っています。


猪突猛進のイメージ図

そんな中、「まずは物件探し!」と気持ちが動いたとたん、なんと、広尾時代の患者さんから連絡が。20年来の方から、まだ生きていた(笑)広尾整体院の公式LINEに「新しい場所が開拓できないので、特別施術をお願いしたい」とメッセージが届いたのです。

私は「今、開業準備を進めています」と返信したところ、とても喜んでくださいました。まさに、潜在意識の引き寄せ。不思議だけど、とても嬉しい偶然でした。

開業にあたって、物件との出会いは“ご縁”です。ネットで探していたら、駅から徒歩30秒ほどの良さそうな場所を発見。すぐに内見に行き、一人で施術するにはベッド1台置ければ十分な広さ。実際に見て「ここでいい」と即決し、その日のうちに申し込みました。

本気で開業したいと心から思ったとき、物件の方からこちらに寄ってくる。そんな不思議な流れの中で、再スタートが決まりました。



不眠対策にはケロッグ

2025/04/09

ヤク⚪︎ト1000を6年以上続けましたが
効果にはやっぱり「個人差」がありました。

ストレスの緩和や睡眠の質を高めるとされる乳酸菌飲料。試したことがある方も多いのではないでしょうか?パッケージには必ず「効果には個人差があります」と書かれていますよね。

私もヤク◯ト1000を「よく眠れるようになるかも」と期待して、毎日飲んでいました。でも、正直なところ「これで眠れるようになった!」と感じたことは一度もありませんでした。

一方で、私のまわりには「寝起きがスッキリするようになった」という人もいたので、本当に人によって違うんだなぁと実感しました。特にストレスや睡眠の感受性、許容範囲は、人それぞれです。

それは、鍼にも言えることです。鍼を受けることに抵抗のない人、むしろ好きな人もいれば、「鍼はちょっと怖い」と感じる方もいます。

私が広尾で施術していた頃、鍼が初めてという方も多かったのですが、「鍼ってこんなものなんだ」「思ったより大丈夫」と安心してくださる方がほとんどでした。整体やマッサージより「鍼の方が効く」と、定期的に体のメンテナンスを鍼でされていた方もいらっしゃいました。

また、鍼に対して強い抵抗がある方でも「ともこさんだからお願いできる」と言ってくださったこともありました。そう言っていただけることが、とてもありがたかったです。


ケロッグのイラスト

私の鍼の特徴は、丁寧に「コリ」を見つけられるところです。教科書通りのツボにただ鍼を打つのではなく、実際にコリを見極め、そこに的確にアプローチしていきます。

鍼を刺すことで血流が促進され、筋肉や筋膜の癒着がほどけていきます。コリが取れると、睡眠の質も自然と上がりますよ。

下の図は、良質な睡眠によって得られる効果です。美容や健康に、睡眠がいかに大切かがわかりますね。


睡眠の効果

そんな睡眠、大事だとわかっていてもなかなかうまくとれないこともありますよね。そこで今日は、私が実践している「睡眠力アップにおすすめの食べ物」をご紹介します。

それは……<ケロッグフロスティ(甘い方)です!

夜ご飯をケロッグフロスティにして、牛乳をたっぷりかけて食べます。牛乳が余ったら、そこにもう一度ケロッグを追加して「追いケロッグ」。まるで“わんこそば”のようです(笑)。

お腹いっぱいになるか、牛乳がなくなるまで食べて、そこで終了。ケロッグの栄養が良いのか、牛乳のカルシウムが効いているのか……理由はよく分かりませんが、これを食べた日は、なぜかぐっすり眠れるのです。

睡眠にお悩みの方は、ぜひ一度「追いケロッグ」、試してみてくださいね。



仰向けに寝ると腰が浮く?

2025/04/13

腰回りの筋肉が硬い人は
仰向けに寝ると腰がベッドにつきません

腰まわりの不調は、痛みが出るまで自分では気づきにくいものです。ぎっくり腰のような急性の症状が出てはじめて「あれ?腰が悪かったのかな」と思う方も多いですよね。

そこで今回は、腰まわりの筋肉が硬くなっているかどうかをセルフチェックする目安をご紹介します。

私は腰痛のある方を診るとき、まずうつ伏せで施術を行い、仙腸関節・大腰筋・腰椎・股関節の癒着を取り、可動域を広げることから始めます。その後、仰向けになっていただくと、ほとんどの方がこうおっしゃいます。

「今まで仰向けで寝ると腰が浮いていたのに、ペタッとベッドにつくようになった!」

実は、これはとても重要な反応です。腰まわりの筋肉が柔らかいと、重力に自然と引かれて腰が下に沈み、ベッドにつく状態になります。反対に、筋肉が緊張していると腰が浮いてしまうのです。



仰向けで腰が浮く例

では、仰向けで腰が浮いてしまう方におすすめのセルフケアは何かというと、ストレッチポールです。

仰向けになり、ストレッチポールに腰椎を軽く押しつけるようにしてストレッチしていきます。最初は腰が浮いていても、続けていくうちにだんだんと自然に腰がポールにつくようになります。

おすすめなのがストレッチポールです。仰向けの状態で腰椎をストレッチポールに押し付けるストレッチをすると、最初は浮いていた腰が自然と落ちストレッチポールにつくようになります。

ストレッチポール使用例

立ち仕事で長時間立ちっぱなしだったり、デスクワークで座りっぱなしだったり、中腰が多い作業などでも腰はどんどん固くなってしまいます。

少し余談ですが、広尾で治療をしていたとき、外国人の方の来院も多くありました。印象的だったのは、欧米の方は「腰が痛い」と訴える方がほとんどいなかったということです。その代わり、「肩こりがつらい」という声はとても多かったです。

人種によって骨格の傾向や姿勢のクセが違うことがよく分かりました。例えば、東洋人は猫背が多く、欧米人は胸を張って背筋を伸ばす姿勢が多いです。こうした姿勢の違いが、筋肉の緊張する部位にも影響しているのだと感じました。

猫背を防ぐには、大胸筋を鍛えることも効果的です。そして、腰痛の予防には、日頃の姿勢を意識することがとても大切です。

今日からぜひ、仰向けになって腰が浮いていないか、自分の体と向き合ってみてくださいね。



「口元の横がプニプニとたるんで困ってます」

2025/04/19

広尾で20年培った美容鍼で
お顔のたるみを筋膜リリース

「最近、口元の横にプニプニとしたたるみが出てきて、気になって仕方ないんです」「何とかならないでしょうか?」というご相談がありました。その方は、最近ヘッドマッサージをよく受けているとのこと。

実はこの「口元のたるみ」、ヘッドマッサージが関係している可能性があります。頭にたまっていた老廃物が、マッサージによって流れ始め、下顎のフェイスライン付近に移動して溜まってしまったのかもしれません。

流したものは、行き場がなければ一番滞りやすい場所に留まってしまいます。それがちょうど、段差のあるフェイスラインとネックラインの境目。ここに老廃物がたまりやすく、たるみとして目に見えるようになるのです。


顔の筋肉

このフェイスラインの癒着は、自分でも確認できます。下顎のラインに沿って指で触れて動かしてみてください。スムーズに動かない、引っかかるような感覚がある方は、筋膜の癒着が起きている可能性があります。

筋膜の癒着が起きると、その内側の筋肉の動きが制限されます。イメージとしては、硬くてゴワゴワしたボディスーツの中に体が入っているような感じ。繊維が硬いと中の体が自由に動けませんが、柔らかくフィットしていれば連動してスムーズに動けますよね。


顔のたるみ

たるみが進行すると、フェイスラインとネックラインの境界が曖昧になっていきます。これは、本来別々に動くべき筋肉たちが癒着によって一体化してしまい、可動域が狭くなるためです。

動きが制限されることで、筋肉は使われなくなり、コリが生まれ、さらにたるみを引き起こす——この悪循環が起こるのです。

実際、たるみが進んでいる方を内側から見ると、外から見たらフェイスラインに見える部分が、筋膜的にはネックライン側に引っ張られていることがよくあります。

このように、癒着によって動きが失われたフェイスラインとネックラインの筋膜をリリースし、内側の可動性を本来の状態に戻す——それが私の行う美容鍼による筋膜リリースです。

たるみにお悩みの方は、ぜひ一度ご相談ください。見た目の変化だけでなく、内側からの変化を感じていただけると思います。



突発性難聴の治療について

2025/04/24

ある日突然耳が聞こえにくくなる
原因不明の突発性難聴

私は鍼灸師であり、医学的な病名についての診断は専門外です。そのため、以下の突発性難聴に関する説明はGoogleのAI検索による引用となります。

突発性難聴は、片耳に起こることが多く、突然聞こえにくくなる、あるいは全く聞こえなくなるといった症状を呈します。これに加えて、耳鳴り、耳が詰まったような感じ(耳閉感)、めまいなどを伴う場合もあります。原因は不明とされていますが、ウイルス感染や内耳の血流障害が関係していると考えられています。

突発性難聴は、発症から2週間以内に治療を開始すると、治癒または改善が見込める可能性が高く、ステロイド薬などを用いた薬物療法が中心です。放置すると難治性になるリスクがあるため、早期に耳鼻咽喉科を受診することが大切です。以上、引用を終わります。


ともこ鍼灸治療院では、突発性難聴の原因のひとつとして首のコリによる内耳の血行不良に注目しています。そのため、首のコリを改善し、頚椎の可動域を広げ、姿勢を整えながら、全身の血流を促す施術を行います。具体的には、全身の筋膜リリースを中心に施術しています。


耳のツボ

さらに、美容鍼も突発性難聴の予防として有効だと感じています。私が行っている「広尾美容鍼」は、頭・顔・首を包括的に施術しており、耳周りの血流を促進する筋肉のコリを緩めているからです。

実際、突発性難聴で来院された方には、共通する特徴があります。頭が前に突き出し、首がストレートネック、耳たぶの下にむくみがたまりタルんでいるという状態です。耳下の「ポニョっとした部分」は明らかなむくみであり、見た目からも血行不良が分かります。内耳の血行不良・顔周りのむくみ・筋肉のコリ・姿勢は、突発性難聴と無関係ではないと感じています。


姿勢の図

実は私自身も、過去に片耳の耳鳴りと聞こえづらさを経験したことがあります。突然の症状はとても不安でした。私はその際、自分で首や頭のマッサージを行いながら、週に2〜3回、鍼、整体、マッサージなどを受け、約1ヶ月で改善しました。

これは少し業界の裏話ですが、突発性難聴は「これだけやれば治る」という治療法が確立されているわけではありません。整体、マッサージ、運動、鍼灸——良いと言われることを積極的に試す姿勢が大切だと感じました。私自身の経験から言えば、「数打ちゃ当たる」くらいの気持ちで様々なアプローチを受けたことが功を奏したのだと思います。

また、治療家の技術や施術だけに過度な期待を寄せすぎるのは避けるべきです。まずは自分自身の姿勢の悪さや顔まわりのむくみに気づき、それが改善されているかに意識を向けることが、民間療法による突発性難聴治療の鍵になると私は思っています。



民間療法、数打っても当たらなかったら

2025/04/30

治療法が見つからない不定愁訴の“難民”たち
ともこ鍼灸治療が救いになるかもしれません

前回の記事では「民間療法に過信は禁物」というテーマに触れましたが、今回はなぜそう思うようになったのかをお話しします。

私が施術で大切にしているのは、身体を“元のフラットな状態”に戻すこと。だから鍼の手法やツボの選び方、整体の技術に対して強いこだわりはありません。

「元に戻ること」こそが目的なのです。

でも実際に私が他院で施術を受けて感じるのは、「なんとなく効いているような気はするけれど、身体にはちゃんと効いていない」こと。つまり、施術後も身体がフラットに戻っていない。たとえば硬いところがそのまま残っていたりすると、「今の時間とお金は何に使ったのだろう?」と疑問が残ります。

だから私は、一人の施術家にこだわらず、さまざまな施術を受けて、少しずつ身体をフラットな状態に戻していくという方法をとっています。ただし、これは身体に関する知識がある私だからこそできることかもしれません。


民間療法のイメージ

今回、治療院を再開するにあたって、以前の広尾院に通ってくださっていた方々にご連絡したところ、「いろいろ試したけどダメだったので、またお願いしたい」というお声をいくつかいただきました。
特にご自分の身体に敏感な方ほど、私の施術が合うようです。施術前後で痛みの軽減やむくみの消失、動かしやすさなど、確かな変化を感じられるからです。

逆に言えば、施術を受けた後に何の変化も感じられない治療では、根本の不調を抱えたまま、症状の再発と消失を繰り返すことになると思います。


螺旋階段のイメージ

私の治療に対するイメージは「螺旋階段」です。ぐるぐると少しずつ上昇しながら、身体が時間を巻き戻すように整っていく。そんな回復のイメージです。

だから私は、「○○の症状には○○法が効く」といった決まりきった考え方を信用していません。なぜなら、身体のコリ方や不調の出方は人それぞれで、その時々でも変わるからです。

その一つひとつに丁寧に対応していけば、結果的に身体が若返るのです。だからこそ、施術法にこだわるのではなく、その場での身体の変化に応じて対応できる知識と経験こそが、治療家にとって本当に必要なものだと私は思っています。

そして、自分自身の将来の身体のためにも、そのような治療家が一人でも多く増えてくれることを心から願っています。




ともこblog鍼灸筋膜リリースへ

ともこblog東洋医学ツボと経絡へ

ご予約・お問い合わせは、LINEからが便利です!

LINEで予約する

※営業時間外でもメッセージをお送りいただけます

PAGETOP