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● 邪気クリア整体(30分)

20年お身体と向き合って身に付けた最新の整体
コリは「邪気」メンタルも不調も「邪気」かもしれません。

東洋医学では、疲れやストレス、環境などから受ける「邪(じゃ)」が体にとどまることで、
だるさ・不安感・慢性的な不調が起こると考えます。

この整体では、体の表層にたまった“邪”の気を、やさしく手技で抜きながら巡りを整えていきます。
施術後は「頭が軽くなる」「呼吸が深くなる」といった変化を感じる方が多いです。

▶ こんな方におすすめ

  • ・なんとなく重だるい、疲れが抜けない
  • ・人混みに行ったあとどっと疲れる
  • ・気持ちがザワザワする、落ち着かない

邪気クリア整体

30分……6,000円 


鍼を使わない、指で行うとっても優しい整体です。

        

私たちのからだは、目に見えない影響――人の気配や空気の重さ、環境からのストレスなど――を思っている以上に受けています。

        

「理由はわからないけど、なんとなくしんどい」

        

「ちゃんと休んでるのに、気分が晴れない」

        

そんなとき、体の表面にたまった“邪”の気をやさしく抜いてあげると、驚くほど呼吸が楽になったり、頭や心がすっと軽くなったりします。

        

ともこ鍼灸治療院の「邪気クリア整体」は、東洋医学の視点をもとに、からだの巡りと気の滞りを整えるやさしい手技です。

        

施術後は、「痛み」や「違和感」がやわらいだと感じられる方も少なくありません。

東洋医学における経絡の邪気を抜く様子


ともこ鍼灸治療院ブログ|ツボと経絡の話

2025年6月

今月は東洋医学で最も大切な「気」の整体についてお伝えします。
「気」は目に見えるものではありませんが、生命活動や自然界の根幹にあり、古代中国の思想や医学では非常に重要な存在とされてきました。気は体内を絶えず巡っており、この流れがスムーズであれば健康が保たれます。気の流れが滞ったり、足りなくなったり、過剰になったりすると、不調や病気が現れると考えられています。

ツボの取り扱いには注意が必要|現代人の経絡は邪気だらけ

2025/06/02

ツボを押すと気持ちいい?
実は、不定愁訴の原因になっていることもあるのです。

指がちょうどツボに入って「イタ気持ちいいマッサージ」は最高ですよね。
でもそれが、体を巡る気に悪影響を与える可能性があることはあまり知られていません。

ツボは、体内の「気」が巡る経絡と呼ばれるライン上に点在しています。
経絡は血管が血液を循環させるように、気を全身に巡らせる通り道です。

当院に初めて来られる方の多くは、体内に気が滞って膨らんだような状態になっています。
経絡の流れが塞がれることで、痛みやしびれ、コリなどの症状が現れるのです。

私が治療で重視しているのは、この「気の通り道」である経絡です。
経絡の気の過不足によって起こる症状はさまざまです。

たとえば腰痛の場合、ギックリ腰は気が不足した状態。
一方、コリが溜まって腰が痛む場合は、気が滞っている状態です。
前者には気を補う施術、後者には気を抜いて流す施術が必要です。
東洋医学では、こうした気の状態に応じた整体が基本となっています。

東洋医学における12本の経絡の位置を示す図

鍼灸・筋膜リリース・揉捻法・整体など、施術の手法はさまざまですが、
体を整えるうえで最も大切なのは「経絡」です。

施術では、筋肉や組織への働きかけと同時に、経絡の気の詰まりを解消します。
筋肉の動きが変化するのは、経絡に詰まった気の流れが改善されるからです。

上の図は、体を縦横に巡る12本の経絡を示しています。
経絡は、筋肉の間や骨のキワなどを通っています。解剖学のような「パーツごとの見方」とは異なる発想です。
経絡は体全体をつなぎ、そこを巡る「気」が各部位に影響を与えます。

痛みや動きの改善だけでなく、心の回復にもつながる「元気の治療」ができるのは東洋医学ならではですね。

東洋医学における衛気の巡りと防御機能を示す図

気の分類

  • 元気(げんき):生まれつき持っている生命力(腎に宿る)。
  • 宗気(そうき):呼吸と飲食から作られるエネルギー。
  • 営気(えいき):血と共に全身を栄養する。
  • 衛気(えき):体の表面を巡り、外敵から守る。

「気」にはこうした4種類があります。
私が施術で特に意識しているのは、体内を巡る経絡の気の流れと、体の周りにある(とされる)衛気です。
衛気の整体と経絡の調整は相乗効果があり、健やかな状態を目指すうえでとても重要だと考えています。
(あくまで私の臨床感覚ですが。)

東洋医学では「気」「血(けつ)」「津液(しんえき)」を「三宝(さんぽう)」と呼び、
これらがバランスよく保たれることで、心身の健康が維持されるとされています。しかし、ツボが効くということでグイグイ中へ押すのは「気」の滞りを作りますし、施術者の「気」をもらって更に滞りを作ります。東洋医学が、もっと正しく理解される日が来るといいな…と、いつも感じています。



東洋医学の「邪気」とは?|種類・症状・原因をわかりやすく解説

2025/06/04

「邪気がありますね」と普通に言えない
「邪気」って言葉から連想すること…やっぱりアレですか?
誤解されやすいこの言葉の本当の意味をご紹介します。

「邪気」と聞くと、どんなものを連想しますか?どこか不安を感じさせる響きがありますよね。しかし東洋医学でいう「邪気(じゃき)」とは自然界に存在する、体にとって害になるものの総称のことです。オカルト的要素で言われる「生き霊」は含まれていませんが混同されることがあります。

腰痛の原因になる筋肉群

体に不調をもたらす邪気の種類

  • 風邪(ふうじゃ):強い風・急な気温差による影響。風邪や首肩のこりの原因に。
  • 寒邪(かんじゃ):冷え・寒さで体を縮こませ、血流や気の巡りを妨げます。
  • 湿邪(しつじゃ):湿気が体に溜まり、むくみや重だるさ、関節の痛みの原因になります。
  • 暑邪・熱邪(しょじゃ・ねつじゃ):熱中症のような強い熱、のぼせや倦怠感などを引き起こします。
  • 燥邪(そうじゃ):乾燥によって肌や喉、腸に不調をきたします。秋に多く見られます。

これらはすべて、気候や環境の変化が体に悪く作用するという考えです。

つまり、自然現象を病気の原因と見るのが東洋医学の「邪気」です。

湿邪・寒邪などの外邪のイメージ

内側から気を損傷させる内邪(ないじゃ)もあります。
主に感情のストレスや生活習慣の乱れなどが原因となり、「気・血・津液(しんえき)」のバランスを崩します。

代表的な内邪の種類

  • 怒(ど):怒りやすさ・イライラが肝(かん)を傷つけ、気の上昇を招きます。
  • 喜(き):過度な興奮が心(しん)に影響し、精神の不安定や動悸につながります。
  • 思(し):考えすぎ・悩みすぎが脾(ひ)を弱らせ、食欲不振や胃腸トラブルに。
  • 憂(ゆう):憂うつ・悲しみが肺(はい)を弱め、呼吸の浅さや免疫力の低下に。
  • 悲(ひ):深い悲しみが続くことで、気の消耗や体力の低下を招きます。
  • 恐(きょう):恐れが腎(じん)を弱らせ、腰や足の力の低下、頻尿などの症状が出やすくなります。
  • 驚(きょう):驚き・ショックが心と腎を傷つけ、不眠や不安感を引き起こします。

「邪気」という言葉には、誤解されやすいイメージがつきまといます。
しかし東洋医学では、邪気とは**自然や心の変化によって体に現れる「不調のきっかけ」**です。
それを知ることで、今起きている体の不調にも納得がいくかもしれません。



「ツボをグイーッと」ちょっと待って|その“気の流れ”、大丈夫?

2025/06/08

東洋医学で重視されるのはツボよりも経絡
ツボは東洋医学のとっかかりです

「ツボ=押せば効く場所」と一般的に知られていますが、ツボは“点”、経絡は“流れ”です。ツボは経絡上のポイントでしかなく、本来はその「点」だけを見ても不十分なのです。経絡は、気血の流れそのものであり、体全体のバランスを診る上での「線」であり「流れ」、東洋医学の体の見立てです。

なぜ「ツボ=押せば効く場所」だと思われているの?

ツボという言葉は広く知られていますが、「押せば効く魔法のポイント」と思われがちです。実は、それにはいくつかの理由があります。

1. メディアと健康ブームの影響

テレビや雑誌、SNSなどで「●●に効くツボ!押すだけ簡単!」といった情報が繰り返し紹介されてきました。簡単でわかりやすい内容は広まりやすく、ツボ=セルフケアというイメージが定着しました。

2. ツボが“点”で紹介されているから

市販の「ツボ本」では点だけが描かれ、「ここを押せば効く」とされがちですが、本来は経絡という“流れ”の上にあるポイント。関係性が省略されがちです。

3. 指圧やリラクゼーションの影響

「気持ちいい場所=ツボ」「押されて痛い場所=効く場所」というイメージが広まり、誤解につながっています。

4. 経絡という考え方があまり知られていない

ツボは知られていても、「流れ」である経絡の存在はあまり知られていません。ツボは経絡の中の目印に過ぎず、「流れ」を整える視点が東洋医学本来の診方です。



まとめ:なぜ誤解が生まれたのか?

本来の意味 一般の理解
ツボ(経穴)は経絡の上のポイントであり、流れの中の1点にすぎない ツボ=その場所だけが効くスイッチ
経絡の流れを整えるための手がかり ツボを押せば症状がよくなる魔法のボタン
「点」ではなく「線」や「面」でからだを見る診方 「ここを押せば肩こりが楽になる」的な即効性のイメージ


経絡の流れを感じとる鍼灸施術のイメージ

東洋医学の治療法の一つに足のツボを使って頭痛を治すというものがあります。
「足の経絡が頭につながっているから足を使って頭痛を治す」――理屈としては成り立ちます。
でも、それだけで本当の治療になるとは、私は考えていません。

「足臨泣で片頭痛改善」というような報告は嘘ではないですが、それは“部分だけを切り取った現象”に過ぎません。
ツボの名前や場所だけで「効果がある」といってしまうのは実際の臨床から外れてしまい、「鍼灸は効かない」という結論に導かれることでもあります。



足のツボと経絡が表記されたイラスト

鍼灸は「気の流れ」にふれる医術です。
上記のイラストではツボの場所や名前に目がいきがちですが、私が実際の臨床で診ているのは、ツボとツボをつなぐ“流れ”=経絡の線です。
私は「どのツボが効くか」ではなく、「どこが今、流れにくくなっているのか」に着目して診ています。

経絡は、単にツボとツボをつないだ線ではなく流れや滞りを、実際にふれて感じとるもの。
そこに、その人の声にならない体のサインがあり、それを自然な流れに戻す。
体の設計図として経絡はとても大事なものなのです。
「ツボ」や「痛みの場所」だけにとらわれず、体の流れ全体を見ていく――そんな東洋医学の視点に、少しでも関心を持っていただけたら嬉しく思います。



「邪気クリア整体」って・・・?|東洋医学の経絡は体の外側も巡っています

2025/06/27

ツボとツボをつなぐ経絡のラインは
身体の外側を巡って一つにつながっています

 

東洋医学では、私たちの体に「気(き)」が流れる通り道を「経絡(けいらく)」と呼びます。このうち、全身をくまなく巡る主要な12本の通り道を「12経絡(じゅうにけいらく)」といいます。12経絡は、それぞれが臓器や器官とつながっていて、体のバランスや健康に深く関わっています。

十二経絡の名称と対応する臓腑

経絡名 対応する臓腑
手の太陰肺経(たいいんはいけい) 肺-呼吸や皮膚、免疫に関係
手の陽明大腸経(ようめいだいちょうけい) 大腸-便通や皮膚トラブルに関係
足の陽明胃経(ようめいいけい) 胃-胃腸の不調やむくみに関係
足の太陰脾経(たいいんひけい) 脾-消化吸収、血の生成に関係
手の少陰心経(しょういんしんけい) 心-精神や心臓の働きに関係
手の太陽小腸経(たいようしょうちょうけい) 小腸-消化吸収や首・肩の痛みなどに関係
足の太陽膀胱経(たいようぼうこうけい) 膀胱-背中や腰の痛み、排尿機能
足の少陰腎経(しょういんじんけい) 腎-冷え、泌尿器、生殖、骨、老化などに関係
手の厥陰心包経(けついんしんぽうけい) 心包-精神安定や血の巡りに関係
手の少陽三焦経(しょうようさんしょうけい) 三焦-水分代謝・ホルモンバランスに関係
足の少陽胆経(しょうようたんけい) 胆-決断力や頭痛、側頭部の不調に関係
足の厥陰肝経(けついんかんけい) 肝-イライラや月経トラブルに関係

経絡の役割

● 気血の運行
経絡は「気(き)」=生命エネルギーと、「血(けつ)」=栄養を全身に運び、臓腑や組織を滋養します。つまり「気」とは生命活動(体を動かす機能)のことです。

● 臓腑の機能調整
12経絡は対応する臓腑の働きを支えます。たとえば、肺経は呼吸器系を、肝経は感情や代謝、解毒機能を整えます。

● 病気のサイン
ツボに現れる痛みや硬さは、経絡を通じて臓腑の不調を映し出すもの。東洋医学では、こうした反応を病気の「兆し」としてとらえます。

● 治療への応用
鍼やお灸、筋膜リリースや邪気クリアなどで経絡の状態を改善し、気血の流れを整えることで、体の不調を改善へ導きます。

体の背面にある主要な経絡とツボの位置を示した東洋医学の図

経絡は身体の内側だけでなく、皮膚の表面=体表も巡っています。
この体表の経絡の滞りを整えるのが、当院の「邪気クリア整体」です。

ともこ鍼灸治療院では、内側のツボや経絡だけでなく、外側に現れる「体のサイン」も見逃さず、根本的なアプローチを行っています。
原因不明の「ちょっとした痛み」は誰にでもあるもの。
「この痛み、いったい何が原因なんだろう……?」そんな思いをされたことはありませんか?

実際、痛みの原因は医学的にもすべてが明らかになっているわけではありません。

西洋医学でわかっていること

以下のような痛みは、比較的原因が特定しやすいとされています。

  • ケガや炎症による痛み:切り傷や捻挫、虫歯などによって神経が刺激されて起こる痛み。
  • 神経の障害による痛み:坐骨神経痛や帯状疱疹後の神経痛など、神経そのものの障害による痛み。
  • 心因性の痛み:ストレスや不安が背景にあり、身体に異常がなくても実際に痛みを感じるケース。

このような痛みは、画像検査や血液検査などで原因が特定でき、医療機関での治療が有効です。

現代医学でも原因がはっきりしない痛み

一方で、以下のような痛みは原因の特定が難しいこともあります。

  • 慢性的な痛み:手術後や、長年続く腰痛など、原因が取り除かれていても痛みが残るケース。
  • 気圧や天気による痛み:「雨の日に古傷が痛む」といった、気候に影響される痛み。
  • 検査では異常がないのに痛い:病院で「異常なし」と言われたのに痛みが続くケース。

このように原因がはっきりしない痛みでも、「邪気クリア整体」によってスッと楽になることがあります。
実際に施術を受けた方の中には、痛みが一瞬で軽くなるという体験に驚きつつも、「あれ?痛くない…まあいいか」と、静かに受け止められる方が多いのです。
あまりに自然な変化のため、ご本人も「不思議だけど良くなったから大丈夫」と受け入れているご様子が印象的です。
思い込みや常識では説明できないような変化が起こることも、東洋医学の面白さかもしれませんね。

また不思議なことに、痛みのある部位を撮った写真を見ながら意識を向けていくと、
「なぜか写真の中から何かが抜けたような感じがして、痛みが軽くなった」という声をいただくこともあります。
東洋医学では「気」や「場のエネルギー」が体調に影響するとされており、
写真にもそうした気の状態が映し出されているのかもしれません。

「いつも肩や腰がこっているのでマッサージによく行く」という方も多くいらっしゃいます。実はマッサージが根本原因になっていることもあります。
表面が柔らかくなっても、奥の筋肉や骨まわりのコリは残っており、むしろ深部の老廃物がたまりやすくなってしまうのです。

マッサージは癒しやリラックスにはとても良い方法ですが、
「肩こりや腰痛を根本から改善したい」とお考えの方には、経絡や体の流れを整えるアプローチが有効です。
当院の鍼灸では、施術後に尿量が増えるといった反応がみられることがありますが、これは老廃物が体外へ排出され、身体がしっかりと反応しているサインとも言えます。
施術のあとの小さな変化に気づくことが、ご自身の体と向き合うきっかけになることもあります。
一時的な心地よさだけでなく、施術後の体の変化を感じていただいた上で、ご自身に合った最適な方法を見つけていただくことが、改善への近道になると考えています。




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